「喜怒哀楽」という言葉があるように
感情の一つに怒りがありますが
その「怒り」という感情には
隠された秘密があります。
何かといいますと
怒りにはかならず
「怒る前の感情がある」ということです。
「怒りは二次感情」と言われています。
他の感情と並列ではないのですね。
瞬間湯沸かし器のような方もいますし
少し納得し難い話しです。
ですが、よくよく紐解いていくと
やはりそこには
怒る前の感情のプロセスがあることがわかります。
たとえば
「なんでこんなことしたんだ!」と
怒った上司がいるとします。
突発的ではあるのですが
その前には
「教えたはずなのになぜ?」という
ないがしろにされたように感じる悲しみや
知らないままで何かが起きていた寂しさ、
驚き、悔しさなどがあります。
その不快な感情が瞬時にわき起こり、
不快を発散、転換させているのが
「怒り」というわけです。
しょっちゅう何かにつけ怒っている方がいます。
私もそんな方のそばに近づくのは
嫌でたまりません。
ですが、このことを知ると、
怒る頻度が多い方のことを
少し違う目で見れるようになりました。
この方はどんな悲しみや寂しさなどを
感じておられるのだろうと
怒りの奥にある感情を
想像するようになったのです。
そして、おそらくそのような怒りっぽい方の
多くの悲しみや寂しさは
何かしらのその方の原体験に紐付いているのだろうと
想像するのです。
その方が、そんな原体験を
日頃から意識しているわけではないはずです。
ですが、多くの出来事が
何かしらその方の潜在意識の中の不快を
刺激しているのだろうと推察します。
自分の「怒り」の前の感情を意識することは
その内容や人によっては
難しかったり、わかりにくさがあることでしょう。
いえ、そう簡単にわからないことの方が多いでしょう。
直面するのがむしろつらい場合もあるはずです。
ですが、そこに少しでも目を向け
怒った自分の本当の気持ちを
自分が理解できた時
その分だけ自分と仲良くなれるのです。
自分と仲良くなれると
人ともますます仲良くできるようになっていきます。
自分と仲良くなりたい方は
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