群れの人間関係 vs 仲間の人間関係

 

1対1でも複数であっても

人と人の集まりは「人間関係」と言えます。

ただ、集まる人の目的によって

人間関係には2種類あると考えます。

一つは群れとしての集まり

もう一つは仲間としての集まりです。

群れとしての集まりは、ただ人と人が集まっているだけ。

知らない人同士はもちろん、

たとえ知っている人同士、友達同士、夫婦であってもです。

一人でいるのが不安で心もとなくて

誰かを求めての集まりです。

一人でいる寂しさをカバーするためだけの集まりです。

小魚や草食動物が群れとなるのは

一匹でいるとたちまち狙われて食べられてしまうから。

リスクを分散させるため、

自分が助かることが目的で集まるのです。

 

人間関係に置き換えてみると、

自分のことしか考えていない人同士の集まりです。

不安や恐れ、自分がどう見られているかだけに囚われて

相手を思う心の隙間はなく、

自分のことで心はいっぱいになっています。

そんな人同士がペア、もしくは集団になったとしても

「一人」ずつが近づいているだけで

心のふれあいはありません。

いえ「人間関係」といっても

突き詰めると「関係」があるとはいえず

孤独なままの集まりです。

よって、寂しさが解消されることもありません

 

 

一方、仲間としての集まりであるなら、

一人でいる不安や寂しさから集まっているわけではありません。

「誰か」に出会い、自分との違いに

興味や関心が湧いて集まっているのです。

自分ではなく相手に意識が向くのです。

お互いの違いを楽しみ、尊重し合えます。

また、そうし合える人と続くのが

仲間としての人間関係です。

違いを比較し卑下するなどということはなく

違いを生かして協力したり、

違いによって喜びや楽しみが

一人での時よりも何倍にも膨れ上がったり、

質が変わったりします。

ただし、一人でいたとしても喜びや楽しみは見い出せますし、

不満足なわけではありません。

自分で自分を満たすことができているからこそ

他者に意識を向けることができるのです。

また、相手を思って何かした時に

反応や感謝はあまり期待しません。

自分がしたいからそうしているのであって、

すでに満たされるからです。

 

 

互いに自分のことしか考えず

ただ近づいているだけか、

心が触れ合ったり

互いに相手に関心を寄せながら一緒にいるのか。

人間関係といえど、

中身は天と地ほど違いがあります。

あなたはどちらの人間関係がいいでしょうか?

もし後者を望むなら、お伝えしたように

まず自分で自分を満たしていること

その上で、他者に意識を向けられることが前提となりますね。

言い換えると心が自立していることが前提といえます。