孤独の原因とは?

孤独の原因は「一人ぼっち」でいることではありません。

家族や友人がいても孤独を感じることがありますし、

むしろ一人でいるよりも孤独を感じてしまう場合もあります。

孤独の原因は

自分が自分の思考の中に閉じこもってしまうことです。

 

 

人とつながる方法がわからない。

もしくは拙いゆえに、うまく人とつながれず

自分の中だけで考えたり、自己完結してしまう。

ゆえに孤独を感じてしまうのです。

 

人は生まれてから

少しずつ他者とつながる方法を学びます。

泣く、笑うなどで意思表示をし、他者のぬくもりに安心を得、

言葉を覚え、他者と言葉で交流する。

それを少しずつ体験学習していくのです。

しかし、その学びが辛かったり

そもそも学ぶ機会が少なかったりすると

学習が思うように進まなくなります。

原体験は親との交流です。

身近にいる人が自分の発する言葉や何らかのサインに

温かな関心を寄せてくれたり、気づいてくれたり

応じてくれる経験が多ければ多いほど

他者とつながりやすく孤独を感じにくくなります。

ただ、そのような経験を持っている方ばかりでは

もちろんありません。

そのような場合は、たった一人でもいいので

自分の発する言葉やサインを受け止めてくれる他者とつながりましょう。

友達でもかまいません。

恋人でも伴侶でもかまいません。

祖父母や先生、カウンセラーなどでもかまいません。

自分を受け止めてくれる存在が一人でもいること

まずは心の支え、拠り所になります。

 

そして、人によっては大変な困難を感じるかもしれませんが

親との関係を見直してみるのです。

そこには思い出したくない、いえ、思い出せない経験も

あるかもしれません。

親との関係で受け止めてもらえず

無念で無力な思いを味わった

ご自分のいのち

(つい陥ってしまう考え、味わいやすい感情、病気などなんらかのサイン)

に気づいてあげましょう。

そして自分の心を癒やしていくことが先決です。

そのプロセスを経てから、

少しずつ親とのつながりを取り戻すことで

本当の意味での孤独の癒やしとなり得ます。

どのように取り戻していくかは、

カウンセラーがご一緒させていただきますね。